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遺言なんて関係ない?今すぐやっておきたいもしもに備えるお金の整理

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遺言

4月15日は「遺言の日」だということをご存じですか? あなたに“もしも”があった時、お金のことで大切な家族が不安な気持ちになることは避けたいですよね。 「遺言なんて大袈裟な!」そんなあなたにも知ってほしいお金の整理についてご紹介します。

まずは「今あるもの」を把握することから

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遺言書は決められたルールに則って書かなければ法的な効力を持ちません。 そこまでして遺言書を残す程の相続財産もないし…と思われる方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、あなたに”もしも”のことがあった時、ご家族はお金の問題をテキパキと処理できますか? 大切な人を亡くして悲しみに暮れるご家族を待っているのは膨大な事務手続きです。

その時にお金に関する情報が分かりやすくまとめてあれば、ご家族の心労をぐっと減らすことができます。 遺言書という形式にこだわらずとも、わが家に「今あるもの」をまとめておくことは、とても大切です。

後回しにしがちなお金のこと、ご家族のことを想いながら、ちょっとひと手間かけてみませんか? 『わが家の資産一覧表』を作成して、わが家に「今あるもの」をしっかりと把握しましょう!

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『わが家の資産一覧表』には金融機関名、商品名、名義人、預入日、満期日、預入(購入)額、現在評価額などを記載しておくと良いでしょう。 その際、用途欄を設けておくと、何のために用意しているお金なのか?余剰資金がどれくらいあるのか?が分かりやすくなります。

相続というと、もらえるものにばかり意識がいきがちですが、実は負債も含まれることをご存じでしたか? 住宅ローンや自動車ローン、クレジットカードなどの借入や保証債務といった負債についてもしっかりと情報をまとめておく必要があります。 財産がどれだけあるのか、負債がどれだけあるのかがハッキリ分かっていれば、相続するか相続放棄するかの判断も迷わずできます。

まとめることで見えてくる、家計の見直しポイント

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『わが家の資産一覧表』を作成することでこれまではなかなか分からなかった家計の全体像が見えてきます。 勧められるままに加入し、その後も放置しがちな保険。

一覧表にまとめていくなかで、保障内容を確認してみると、内容の過不足に気付くこともあるかもしれません。 また、意外とわが家にいくらあるのかを知らない方も多いのでは?

思っていたよりも少なかったor多かったで、今後のお金の使い方も変わってくるかもしれません。

お金の使い方を考えることは生き方を考えることに繋がります。 あなたやあなたのご家族がどんな生き方・暮らし方を望んでいるのか?どんなことを大切にしているのか? 普段はなかなかゆっくりと話す機会もないはず。

お金の使い方を相談するうちに、自然とお互いの思いや希望を共有できる。そんな時間が持てるといいですね。

  1. まとめ

    『遺言』も『わが家の資産一覧表』も“もしも”の時の不安を先送りせずに見える形にすることで、“今”を心置きなく過ごすためのもの。 この機会にぜひご家族で考えてみてくださいね。

hasebe atsuko
この記事の執筆者
長谷部 敦子

1978年生まれ。兵庫県神戸市在住。

ITベンチャー企業での企画・社長アシスタント業を経て、「片付け」に苦手意識のある専業主婦に。 なんとかせねば!と情報収集をするなかで、思考を整え自分に合った暮らしを仕組化する“ライフオーガナイズ”を知る。 その考え方に共感し、2011年にライフオーガナイザー資格を取得。

特に、メンタルオーガナイズ(頭と心の整理)と家計管理を主とした情報のオーガナイズを得意とする。

現在は講師業を中心に活動しており、「分かりやすい」「やる気が出る」「実践しやすい」とセミナーには定評がある。

プライベートでは、夫と息子(3才)、娘(1才)の4人家族。

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ブログ:http://ameblo.jp/kakei-organize/

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