素敵なインテリア雑誌やウェブサイトの画像を見て、「こんな風にしてみたいな〜」と思う前に考える大切なことがあります。わが家のリビングが、今のスタイルになった経緯をお話します。
モノが減ったら、すっきりしたリビングになる?!
念願のマイホーム。住んでいたアパートよりももちろんスペースは広くなるので、モノもスッキリ片づくと安易に考えていました。 引っ越しと同時に、次男を出産。
育児グッズやおもちゃ・・・
みるみるモノは増え、いつも何かを片づけている日々。
その頃、『断捨離』と言う言葉を聞き、「そうか!!モノが多いから片づかないのか!!」と、またまた安易にモノを捨て始めました。(写真はその頃のもの)見た目にはスッキリしたように見えますが、散らかす家族にイライラしてしまう自分がいました。
ただただ、スッキリ片づければ心地よさが手に入ると思っていましたが一向に穏やかな日々は来ず。さらには断捨離の意味も履き違え、結局不要なモノを断つことができず、リバウンドを繰り返していました。
その頃に出会ったのが「ライフオーガナイズ」の片づけ。
モノが出ていない、スッキリとしたリビングにしたい。
なぜ?そう思うのか?じっくりと考えることとなったのです。
あなたはリビングでどんな風に過ごしたい?
ライフオーガナイズの片づけで、まず一番大切にしていることは自分の『価値観』。 価値観と言うと難しく聞こえますが、要はあなたが大切にしたいこと。
「片づけたらどんな風に過ごしたいのか?」そんな風に問いかけていくことで、自分が大切にしている事が浮かび上がってきます。
- 「モノを出しっぱなしにする家族にイライラして過ごしたくない。」
- 「家族が集い、1日の疲れを癒す場にしたい。」
- 「片付いたリビングでお茶をゆっくり飲みたい。」
→家族が片づけやすいように工夫。 カゴにポイっと放り込み収納(写真)や、必要なものを厳選して置くようにしたり、出しっ放しでも大丈夫なように好きなビジュアルにしてみたり。
→週末の食事をみんなで楽しめるように、家族も手伝ってもらいやすく整える。
お茶セットをトレイなどにグルーピングして、さっと取り出しやすくしておく。
などなど・・・。
この価値観が軸となり、わが家は今のリビングにだんだんと近づいて行きました。
価値観を見つける方法
とは言っても、自分自身の価値観のことを普段考えて過ごしている人は少ないでしょう。
そんな時は、キーワードを羅列していくのも良いですし、それらをイメージできる画像などをコラージュするのもおすすめです。繰り返しコラージュすることで、自分の『好き』を知っていく作業にもなります。そして、それらを家族に見せるとイメージも共有しやすいですね。
リビングは共有スペースだからこそ、お互いにすり合わせが必要なこともあります。それこそが、コミュニケーションのひとつとなるでしょう。
私にとってリビングは、家族のパワースポットであってほしいと思っています。リラックスできる空間にしたいですね。
仕事を始めた最近は、どうしてもバタバタと1日を過ごしてしまうので、寝る前の絵本タイムは貴重な時間。さっと手に取れるように、毎日読む本は棚に飾っています。その他も細かく仕切らず、カゴにざっくりと収納して家族にも片づけやすい方法をとっています。
ただすっきりとした空間だけを目指していたら、空間が乱れた時イライラして今のように機嫌よく過ごせていなかったでしょう。
片づけはそれ自身が目的ではありません。 その空間で、「どんな暮らしをしたいのか?」。その理想こそが目的なのです。
片づけの手を止めて、「自分たちらしい暮らし」から先に、ちょっと考えてみてくださいね。
まとめ
片づけを始める前に、その部屋で「どんな風に過ごしたいのか?」ちょっと考えてみてほしい。 リビングなら、家族みんなにも聞いてみてくださいね。 あなたのお家には、あなたのお家の心地よさがきっとある。 『自分たちらしい暮らし』を、みんなで過ごすリビングから考えてみませんか?
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滋賀県守山市在住。
中学1年生・小学1年生の男の子と夫の4人家族。家を新築するも、モノが片付かず、いつもモヤモヤを抱えていたお家。 居ても落ち着かないリビング。 ライフオーガナイズで、自分や家族に合ったお片付け方法知り、単に整った空間・おしゃれな空間よりも大切にしたい『自分たちらしい暮らし』を見直すきっかけに。
その経験から、家を整えることは、家族のコミュニケーションがアップすることを実感。 今では、夫の会社で『壁紙ライフスタイルアドバイザー』として、内装のご提案をきっかけに、お客様にとっての理想の暮らしを思い描くお手伝いをしている。
ブログ:脱マンネリ!壁紙一面を気軽に貼り替えて、家がもっと好きになる!!
http://ameblo.jp/maruppo2525/