5月の第2日曜日は「母の日」ですね。 特に、義理のお母さんへ何を贈ろうか、と悩んでおられる方は多いのではないでしょうか? 元花屋スタッフとして、人一倍深くこの日に関わってきた経験を活かし、たどりついた方法(作戦?)をお伝えしていきます。
お義母さん世代へのプレゼントは至難の業?!
この時期になると「母の日」の広告が目に留まり、今年はどうしようかしらと少しブルーになってしまう…なんていうことはありませんか? 特に、義理のお母さんとなると、ストレートに希望を聞くのも遠慮してしまいがち。 その上、現在60歳代ぐらいのお義母さん方は、豊かな日本を知っておられる世代。
上質なもの、ご自身に必要なものは知り尽くしておられ、現在もまだまだおしゃれ…そう、プレゼント選びが難しい世代なのです。 かたや、子育て中のママ世代は忙しい。少ない時間の中で正攻法を考えてもかなわないのが当たり前!と考えると、少しラクになりませんか? 妄想力を使って、ナナメから考える方法をお伝えしていきます。
STEP1 妄想編 お義母さんの気持ちを知るワーク
このワークをするにあたり、30分時間を作ってください。 少なくとも母の日1週間前までに。この時間もプレゼントのうちなので、テレビやネットの時間を少しだけ削って工夫してみてください。
では、紙とペンを用意してください。 そして以下の手順で、顧客=お義母さんの気持ちを体感して、書き込んでいきます。
いまあなたは、お義母さんと同じ年齢になっています。
もしあなたに息子がいなくても、いると想像してみてください。
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そのときのあなたで、結婚している息子、奥さん、孫を眺めてみてください。
どんな気持ちが湧き起こってきますか?息子家族への想いを①に書いてください。
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さあ、もうすぐ母の日がやってきます。
どんなプレゼントが届くと嬉しいですか?
モノ、シチュエーションを5つ、②に書き留めてください。
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また、どんなプレゼントが届くと残念な気持ちになりますか?
モノ、シチュエーションを5つ③に書き留めてください。
STEP1の例 わたしの場合・・・このようになりました。
色々な価値観があると思います、パッと浮かびにくい方のご参考のために・・・ ちなみに私に息子はおりませんので、完全妄想です(汗)
①息子は元気にしているかしら?久しぶりに会いたいわ。忙しいのかしら?(離れて住んでいる前提)
お嫁さん、息子を大切にしてくれて、仲良くしてくれているのが、何より嬉しい。
あ~孫に会って、抱っこしたいなあ。可愛くてたまらない~!
②[嬉しい5]
○みんなで顔を見せてくれる。
○一言ずつ書いてくれたメッセージ(孫は絵でもOK)
○お花があると嬉しい。でも大げさでなく、私の好きな花1輪で十分。
○みんなで食べられる、ちょっと特別なスイーツがあるとさらに嬉しい。
○カジュアルな食事にワイワイ行けると、なお嬉しい。
②[残念な5]
○会えない。声も聴けない(涙)
○ネットで届いた定型のフラワーアレンジメント(派手なカーネーション入り)
○メッセージがついていない
○高価すぎるもの
○趣味の合わない身に着けるもの
STEP2 実践編・・・やるべきことは見つかりましたか?
STEP1で、お義母さんの喜ぶことに、フォーカスできましたでしょうか?
もちろん、自分自身と、実際のお義母さんのキャラクター・価値観は違いますのですり合わせは必要ですが、大筋で何を喜んでいただけるかを想像できたのではないでしょうか? こうして視点を変えてみるだけで、シンプルなことに気づくことができます。
「贈る「モノ」だけが大切なのではなく、「贈り方」そして「気持ち」がいかに大切か」ということです。
また意外にもお嫁さんが一人でプレゼント選びを抱え込まなくても良いのだ、ということに気づきました。お義母さんだって、お嫁さんに負担をかけたくないのだ、ということも。 たとえささやかなものでも、息子や孫にも一緒に選んでもらえる方が嬉しいものなのだな、と思うと少し気持ちがラクになりますよね。
また「残念」に入れた要素を排除することは、言うまでもありません!
STEP3 未来編と花選びのワンポイントアドバイス
こうして考えてみると、お義母さんのためだけではなくて、自分がおばあちゃんになったときに、 どういう人になっていたいか、の未来の自分の理想像も見えてきたのではないでしょうか? 「家族みんなで会いに行きたいおばあちゃん」になっていたい。 そのときのために。今からできることを、少しずつ実践していきたいですね。
では最後に、元花屋スタッフとして、母の日の花選びワンポイントアドバイスを。
◎「お義母さんの好みをリサーチする!」
色、種類が大切なのはもちろんですが・・・ 花を育てることが好きな方には、根っこのついた鉢物(アジサイ、ランなど) 苦手な方には、手入れの簡単なアレンジメント、など。そこも観察しておいてくださいね。
◎「可能なら、時期を早める!」
母の日の時期は、花の値段が1年でいちばん高く、花屋さんも多忙を極めます。 早めでも良い方は、タイミングをずらした方が良い仕入れで丁寧に作ってもらえますよ。
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まとめ
お義母さんとお嫁さん。 その数だけ関係性も千差万別、万能な方程式はありません。 けれども、視点を変えてみたら「母の大きな愛」に気づくことができるはず。 今年はひと味違う「ありがとう」を伝えてみましょう。 そして…父の日もお忘れなく!(笑)
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大阪市在住 夫と2人暮らし
インテリア・フラワーshop勤務の12年の経験、カラーの知識を生かし「その方らしい理想の暮らし」を実現するサポートをしております。
取得資格:インテリアコーディネーター、ライフオーガナイザー1級、color+shapeRコーディネーター、色彩検定2級
事業内容:インテリア・カラーコーディネート、インテリアコラージュLesson開催、インテリアセミナー初心者編開催、パーソナルカラーコンサル
夢のライフスタイルを実現する空間づくり
くらしスタイリスト カトリーヌのブログ
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