パソコンに内蔵されている、ハードディスクドライブ(HDD)の容量だけでは足りないとき、外付けハードディスクを使用すると、容量を増やすことができますが、外付けハードディスクを使用するとき、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか?
外付けハードディスクドライブのメリットとデメリット
外付けハードディスクドライブのメリットは、次の2点があげられます。
・USBなどで簡単に接続でき、増設できる
・他のパソコンとデータを共有するときにも便利
ノートパソコンなど、容量が少ないパソコンでも気軽に増設できるので、たくさんの方が使用されています。また、お仕事のデータを保存して、そのまま自宅に持ち帰って仕事をしているという方も多いのではないでしょうか?
しかし、メリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。
・セキュリティー面が弱い
・寿命が突然訪れる可能性がある
外付けハードディスクドライブの寿命は?
外付けハードディスクドライブの寿命は、おおよそ3年程度と言われています。
もちろん、使用頻度や保管状態などによって寿命には差があるので、一概には言えないものの、ある日突然動かなくなってしまって、データごと使えなくなってしまう可能性もあります。
保管する際は、パソコンなどの精密機械と同様、次のような点に注意して保管しましょう。
・直射日光を避ける
・繋いだままにせず休止モードにする
・高温を避ける
・水分を避ける
・振動や衝撃を与えない
機械が直射日光や高温、水分に弱いことはご存知だと思いますが、ついつい面倒くさくて、電源を切らずにパソコンに繋ぎっぱなしという状態も、できれば避けた方が良いでしょう。常に稼働していると、機械を冷やすファンの部分が弱くなったり、バッテリーの熱を取りきれず、寿命を早める原因となってしまったりする可能性があるからです。
ハードディスクドライブの故障に慌てないために
外付けハードディスクドライブが寿命を迎え、動かない状態になったときに慌てないためにも、失ってしまったら困るデータについては、他のハードディスクドライブやオンラインストレージなどを使って、バックアップを取っておきましょう。
少し面倒に感じてしまうかもしれませんが、定期的にバックアップ作業を行っておくことで、いざというときに、慌てることがありません。最近ではオンラインストレージサービスも様々なサービスが提供されていて、手軽に利用することができますよ。
まとめ
どんなに性能が高く、高価なハードディスクドライブもパソコンも、機械なので寿命は必ず訪れます。
いざというときに慌てないためにも、バックアップを定期的にとり、長く愛用するためにも、バッテリー部分に負担がかからないよう電源を落とすなど、適切な保管方法で使用するようにしましょう。