小さな子どもはおもちゃで遊ぶことが大好きですが、自分で片づけまですることは苦手です。 しかし、きちんと片づけのできる子どもに育って欲しいと思うのが親心です。 そこで、子どもが自分で片づけができるようになるまで、親ができる手助けの方法をご紹介します。
子どもが片づけやすい環境をつくる
子どもは、簡単に片づけられるような環境でないと、なかなか自分ひとりで片づけようとはしません。 そこで親が、「子どもが片づけやすい環境」をつくってあげましょう。
遊ぶスペースのすぐ近くに収納場所をつくったり、おもちゃ箱はフタがない箱にすることで、片づけを少しでも簡単にします。
そして、箱にわかりやすい目印をつくって、このおもちゃはこの箱に片づけるんだと、すぐわかるようにします。 これだけでも、子どもは「片づけは簡単ですぐに終わる」というイメージがつくので、片づけを嫌なことだとは思わなくなるでしょう。
片づけの時間を決めて習慣にする
片づけやすい場所やグッズを準備したら、今度は片づけをすることが習慣になるように、リズムをつくってあげます。
「ご飯を食べる前には必ず片づける」「寝る前には必ず片づける」といったようなルールをつくり、粘り強く教育していけば、それが当たり前のことになり習慣となります。
習慣になるまでがなかなか大変ではありますが、子どもが片づけをしないからといって代わりに片づけるのではなく、必ず子どもに片づけさせるようにすることも大切です。 やらなくてもやってもらえると思うとクセになるので、しっかりと自分がやるべきことだという意識を持たせるようにしましょう。
褒めることを忘れない
きちんと自分で片づけができたときは、必ず褒めましょう。 少し大げさ気味に、片づけてくれて嬉しいということが伝わるように笑顔で褒めます。
上手に片づけできなかったとしても、自分から進んで片づけをしたときには必ず褒めてあげることで、「片づけは楽しいこと」という習慣になっていきます。 そして「片づけられる自分はすごい」と感じさせることによって、自尊心を育むことにもつながるので、片づけができたときにはしっかりと褒めることを忘れないようにしましょう。
まとめ
小さいうちに片づけをする習慣をつけておけば、大きくなってからうるさく注意しなくて済むので楽になります。
習慣化することで、子どもも片づけを苦に感じないので、子どものためになるともいえます。
片づけのできる子どもに育つよう、小さなころから、親がその手助けをしてあげましょう。