はじめに
ビデオデッキの生産が終了してしまい、小さい頃の思い出やテレビ番組などをビデオに保存していた方にとっては悲しいですよね?
今手元にあるビデオテープはどうやって保管すれば劣化を防ぎ大切な思い出を台無しにせずにいられるのかをお伝えしていきたいと思います。
ビデオテープの最適な保管方法
・最後まで送りきった状態で保管する
ビデオテープは途中の状態で長期間保管されると傷みやすいと言われています。長期保管する場合は必ず最後まで送りきった状態にして保管するようにしましょう。
また、巻き乱れやテープに段がついた状態でないかどうかをチェックする事も大切です。
そうすれば、ビデオテープの表面部分にカビが付着するのを防止できます。ちょっとしたことですが、これだけで大切な思い出を長期間取っておくことができるのです。
・最適な環境下で保管&年に一度の巻き戻し
ビデオテープにとって最適な環境は人間と同様で15~25度程度、湿度が40~60パーセントだと言われています。
また、できれば風通しのいい環境で保管することをおすすめします。
さらに、ビデオテープを長期間巻きっぱなしの状態で保管していると、温度や湿度などによる収縮や膨張のせいでゆがみが起きることがあります。
樹脂から出る物質によってテープ同士がくっついてしまうこともあるため、年に1度は巻き戻しや早送りをしていただき、新鮮な空気にビデオテープを触れさせてください。
本の保管と同じようにいわば、「テープを虫干しする」というイメージです。
長期保管が不安な場合はデジタル化も視野に
このようなポイントを押さえてビデオテープを保管しても100パーセント完全だとは言いきれません。どうしても大切な思い出を保存したいという場合はデジタル化を検討してみてはいかがでしょうか。
デジタル化してしまえば劣化やカビの心配から解放されます。DVDにしてしまえば収納場所も取られません。ただ、アナログテープをデジタル化するのは個人でもできますが、専用の機材は高額ですし、専門の知識が必要で時間がかかります。
最近ではビデオテープをデジタル化してくれる業者が増えているので、そういった業者に依頼するのも1つの手ですね。
まとめ
ビデオテープを保管する方法についてポイントを挙げてみました。
ビデオテープを保管する際にはさまざまなポイントがあり、定期的に巻き戻しをした方がいいということが言えます。
また、アナログからデジタル化するという手もありますので、ぜひこの際に検討してみてはいかがでしょうか?