『整理収納の意味を知っていますか?』では、「整理収納」「整理整頓」の意味や概念を中心にお伝えしましたが、『続 整理収納の意味を知っていますか?』では、 「収納」に焦点を当てて、収納という言葉の意味、キチンと収納するとどんな効果があるのか、収納する時の鉄則!を理解して頂き、収納場所を中心とした見直しを図って頂ければと思います。
収納とは、必要なモノを取り出しやすく、使う時のことを考えて収めること!
「収納」とはモノを詰めこむことではありません。 本来、収納とは必要なモノを取り出しやすく、使う時の事を考えて収めることです。 扉や引き出しを開けた時、モノが一目瞭然になっていたら、とても使いやすく、動作もスムーズになりますよね。 言われてみれば・・・納得!ですが、現実はなかなか厳しいようです。よくある失敗パターンを2つ!
- 引っ越してきた時、なんとなく決めた場所が、モノの置き場所に合っていない。
- 置き場所が決まっていないモノが多くあり、とりあえず置いたモノが溜っていく。
どちらも、とりあえず又は、なんとなくという曖昧さから生まれた現象ですが、そのような状態が続くと、どんどん悪循環になってしまいます。 置き場所がモノに合っていない為、「片付けるのが面倒になり、出しっぱなしになる。」モノの置き場所が決まっていない為、 「あるはずのモノが、どこに行ったかわからない。」といった問題が生じてきます。
モノの住所を決めることでこんな効果が!
モノには、それぞれに適した置き場所があります。どこで、誰が、どんな用途で使うのか? 毎日を快適に過ごすために、自分の生活スタイルに合ったモノの置き場所を見直してみましょう。
モノの住所を決めるとこんなに変わる3つの効果!
- 時間が増える(時間的効果)
- 無駄な買い物が無くなる(経済的効果)
- ストレスが減る(精神的効果)
片づけに追われる時間と探し物をする時間が減ると、自由に使える時間が格段に増えます。(時間的効果)
あるはずなのにみつからない!買ってみて、しばらくしたら出てくる。(経済的効果)
持っている洋服を把握できていない為に同じような洋服が増える。(経済的効果)
きちんとモノが収まっていると、ストレスが減り、気持ちが安定する。(精神的効果)
意欲やモチベーションが上がり、毎日が楽しくなる。(精神的効果)
「あるべきモノが、あるべき場所にある」この状態になると、片付けによるストレスが無くなるばかりか、動作がスムーズに行えることが快感に!
住所を決めるにあたっての “収納の鉄則4”!
①ライフスタイルに合った必要なモノの量を決める。今の自分や家族にとって必要なモノ、好きなモノ心が癒されるモノを残す。
②必要な場所にモノを置く!散らかる原因のほとんどが配置にあると考えられます。 また、出し入れのアクションの軽減も重要なポイントに。取り出しやすい高さには、よく使うモノを置く。
③使用頻度別収納を意識する。毎日使う、2、3日に一度使うモノの場所をきちんと決めて置くことで、格段に生活しやすくなります。 よく使うモノこそ、使い易い生活ゾーンに置き場所を決めましょう。反対に月イチ、年に一度程度の出番の少ないものは、納戸や高い場所などでも十分です。
④同じアイテム・使用目的・使用場所を意識して配置する。同じようなモノは近くに置き、置き場所を分散させないことが大切。 一緒に使うモノをセットしておく、使用する人によって、グループ分けしておくのも有効です
-
まとめ
『どこに置くのか迷ったら、モノに聞いてみよう!』 収納する時は、どこで?誰が?どんな用途で?使うモノなのかを考えて配置することが大切です。 必要なモノが取り出しやすく、使用する場所や、便利な場所に配置するという事を心掛けると、モノが散らかりにくくなります。
不要なモノが無くなり、取り出しやすくモノが配置されていると、動作に無駄がなくなります。 「あるべきモノが、あるべき場所にある!」快感を一度味わうと病みつきに!今一度、収納場所の見直ししてみませんか?
この記事の執筆者
脇田ゆみ
(わきたゆみ)-
主人の転勤に伴い、5度の引越しを経験。回数を重ねるたびに、大切なものだけで暮らす事の快適さに気づく。
「片づいていないことによるストレスやイライラを解消して、毎日をハッピーに過ごせる! そんな女性を増やすことをモットーに、『整えること』『運気を上げる』をテーマに、 わかりやすくお片づけについてお伝えしています。
泉佐野市・阪南市・岬町他泉州地域のCafeやサロンにて整理収納セミナー、自宅での整理収納レッ スンを開催中。1人では片づけられないという方には、マンツーマンでの「 お片づけコーチング」活動も展開中。」