はじめて生えてきた子供の歯は、いつか生え替わりのタイミングで抜けてしまいます。可愛い我が子の歯ですから、そのまま捨ててしまうのは勿体なく感じてしまいますよね。今回はそんな、抜けた子供の歯を保管するポイントや風習についてご紹介します。
抜けた歯にまつわる風習
子供の歯が抜けたとき、下の歯であれば屋根など高い位置を狙って投げて、上の歯であれば、下に向かって投げるという言い伝えがありますよね。
これは抜けた歯が丈夫な歯に生え替わりますようにという願いが込められて行われています。今でもこの風習は残っていますが、賃貸マンションなどにお住まいの方にとっては少し抵抗がありますし、投げてしまうのはなんだか勿体無い気もしますよね。
そこで最近では投げる風習の変わりに抜けた乳歯を保管しておくという親御さんが増えてきているようです。
抜けた歯を保管するときのポイント
記念として抜けた乳歯を保管する場合、洗浄を行わなければなりません。抜けたままの状態だと汚れや血、たんぱく質などが付着したままとなっているので、経年により変質してしまったりカビが発生することがあるからです。
小さな入れ物に消毒液として使われるオキシドールと乳歯を入れて10時間程度放置しておくか、煮立ったお湯に乳歯を入れて煮沸を行うなどして洗浄しましょう。
オキシドールを用いた洗浄方法でも、煮沸でも、洗浄が終わったらしっかり乾燥させて水分を飛ばしておきましょう。
乳歯を保管する専用ケースも販売されている!
綺麗に洗浄し、乾燥させた乳歯は小さな入れ物に入れて保管します。ネットなどで「乳歯 保管」と検索すると、乳歯の保管専用の可愛らしいケースや、写真も一緒に保管できるものなど、様々な乳歯保管アイテムが販売されていますよ。お好みのアイテムを探してみてはいかがでしょうか?
もちろんご家庭にある、小さめのタッパーや小物入れでも保管することはできます。洗浄さえしっかり行えば、保管する入れ物はどんなものでも問題ないと言えます。
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まとめ
乳歯は投げる!という方もいれば、せっかくの乳歯だから保管しておきたい!という方もいます。どちらの方法でも、思い出としてしっかり残ることは間違いありません。地域や国によって風習も考え方も違いますし、人それぞれの思いがあるので、どちらが正解だということもないのですから。お子さまと一緒にとうするか話合って決めるのも楽しいかもしれませんね。