「図書館で借りた本を読まずに返してしまった」という経験のある方はいませんか? 収納に困るものランキングでも常に上位の本を「無料でたくさん楽しめる」図書館とは上手にお付き合いしたいもの。 図書館通いを手軽に習慣化する収納コツをご紹介します。
気分は、「図書館が我が家の本棚!」
我が家の子どもたちは絵本好き。そういう私も本好きです。 子どもが本に興味を持つことは親としてもうれしいことでたくさんの絵本や本を読める環境にしてあげたいなと思うのですが、我が家は3LDKのマンション。 収納スペースも限られていますし、経済的にも欲しいものを全て買うという訳にもいきません。
そこで、スーパーに近いマンションを販売する営業マンが「お隣のスーパーをご自宅の冷蔵庫だと思って…」と営業トークするように、 我が家も近くの図書館を自分の家の本棚だと勝手に(笑)思って図書館に通うことにしました。
今日は、図書館に通うことを習慣にする為のちょっとしたコツをお伝えいたします。 実は毎年4月30日は図書館記念日。 これを読んで、たまには家族揃って図書館に足を運んでみて下さいね。
図書館で借りてきた本にも定位置を
図書館で借りてきた本…「うっかり返却期日を忘れていた。」「読む前に返却期日を迎えてしまい結局読まずに返してしまった。」ということはありませんか。実は我が家もそうでした。
原因を紐解いていくとはそれは「定位置がない」ということでした。
図書館の本はいつかは返す「借り物」という感覚があったので、カバンに入れたまま部屋の隅に置いていたりしていたのですが、 よく考えると図書館に行くことが習慣になれば本のタイトルは変わっても「図書館の本」というカテゴリーで常に家にあることになります。
というわけで、「図書館の本」という定位置を作るために、本を探す時に必ず行く絵本棚の下段にかごを置いきました。 幼稚園や学校で借りてきた本も同じカテゴリーなので借りてきたらここに置きます。
持ち物はひとまとめに
定位置を作ったことで借りてきた本を忘れることなく手に取って読みやすくなり、パッと見た時に借りてきた本が目につけば返却を思い出すので返却日を忘れることもなくなりました。 更に、スムーズな動きになるようにかごの中には図書館に行くときに使う鞄、そして、鞄の中には図書カードを一緒に入れておきます。
これで図書館に行こうと思った時にすぐに動き出せますし、子どもでも声掛け1つで図書館の準備が自分でできるようになりました。
1つの行動(=図書館に行く)をする時にいくつものアイテム(=借りた本、鞄、図書カード)を使うことがわかっているならばそれらをひとまとめにして収納しておく。 行動を習慣にした時にぜひおすすめしたい収納のコツです。
-
まとめ
今回は図書館に行くということに注目してみましたが、「こうしたのだけど、こうなってしまう。」そういった悩みがある時は《どこで・何を使って・どうする》の自分自身の行動をまず分析してみて下さい。 そうすることで、動線・収納方法・収納するものなど、「だったらこうすれば…」がきっと見えてきますよ。
-
住宅メーカー勤務を経て、出産を機に退職。専業主婦として5年間、家事・育児に専念する。
その中で【きれいに整え、収納する】ことと【家族が使いやすく・心地いい収納】は必ずしもイコールではないというライフオーガナイズの考えに共感を覚えライフオーガナイザーへ。
講座や作業では「これじゃなきゃ」ではなく「ここが好き!」と感じられる片づけをお伝えしています。1つの方法にお客様を当てはめるのではなく、一人一人に合った方法を探し、お客様の想いを形にする【家族にやさしい収納】でサポート。
Drawer Style 代表
一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会 認定講師
キッズオーガナイザー・クローゼットオーガナイザーHP:Drawer Style
http://drawer-style.com/
ブログ:おかたづけのじかん
http://ameblo.jp/lifeorganizer-yoshiko/