環境にもやさしいリユースを家庭でも簡単に!|risoco(リソコ)

リユース

今月6月は環境月間。「モノは減らしたいけれど捨てるのはもったいない。」片づけの悩みの中でも上位を占める悩みです。そんな悩みをやさしく解決する方法をお話しています。

入口は広がる一方なのに出口はなかなか・・・

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近頃はネットショップやSNSの発達によって、24時間いつでもポチっとモノが購入でき、流行の情報もSNSの誰かのシェアなどで自動的にどんどん目に飛び込んでくる時代になってきました。

昔は「必要だから、壊れたから」と最低限だった家にモノが入ってくる入口も「流行っているから、かわいいから、安いから」とどんどん広がっていっています。

一方、出口はというと、大して変わっていないのが現状です。そうなると家を片づけても片づけても散らかっているという事態が必然的に起こってしまうのです。もちろん購入するものを「必要なモノだけに絞る」ということも大切ですが、今回は「モノの出口を広げやすくするコツ」をお伝え致します。

家からモノが出ていく方法とは? 

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なかなか広がらない出口ですが、どんな方法があるでしょうか? 目的は1つ「家からモノを減らす」ですが、方法は、「捨てる・譲る(寄付する)・売る・手を加えてもう一度使う」とこんな感じです。

こんなにも種類があるのにも関わらず、片づけの現場では「要らないもの」とだけグループ分けして一カ所にまとめられることが多いです。それでは、なかなか家の外には出ていかないので分ける時点で「売るのか、譲るのか」の方法を決めるところまでしてしまうのがベストです。

捨てる場合は、「〇月〇日捨てる」とゴミの日を紙に書いて貼っておくと忘れずに処分することができますよ。

「売る用」BOXをつくっておく

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モノを捨てるとなると「いつか使うかも」とハードルが上がりなかなか手放せない人もいるのですが、「売る」となると「これも売れるかも、これも!」とハードルが下がる人はたくさんいます。もう自分では使わなくなったものがもう一度他の誰かの家で使われたり、家ではもう着ないのに〇〇〇円のお金に変わったり…、やっぱりうれしいですね。

ただ急に思い立ってもなかなか難しいこともあります。「このたった一枚のワンピースの為に車を走らせて売りに行くのか…ガソリン代の方が…」ということも。

ですので、わが家では「売るモノBOX」というのを作っています。洋室の一角にある備蓄関係など普段使わないBOXを並べている一番上のBOXです。ここに売りにいこうと決めたものを入れていきます。ここがいっぱいになればリユースショップに持っていくという流れです。

家族にも伝えていると家族も自分で「これは要らないから売る」と思うモノを入れてくれるのでとても便利です。常備する必要のないものにも指定席を作ることで家全体のモノがうまく回りだします。

  1. 家庭の中からできる環境対策

    最近では企業では「3R(リデュース、リユース、リサイクル)が当たり前のように言われるようになりましたが、家(家族)単体で見るとまだまだ浸透していません。家庭の中からできる環境への取り組みとしてぜひ「片づけ」も取り入れてみてくださいね。

中村さんプロフィール画像背景切り抜き_2
この記事の執筆者
中村 佳子
(なかむら よしこ)

住宅メーカー勤務を経て、出産を機に退職。専業主婦として5年間、家事・育児に専念する。

その中で【きれいに整え、収納する】ことと【家族が使いやすく・心地いい収納】は必ずしもイコールではないというライフオーガナイズの考えに共感を覚えライフオーガナイザーへ。

講座や作業では「これじゃなきゃ」ではなく「ここが好き!」と感じられる片づけをお伝えしています。1つの方法にお客様を当てはめるのではなく、一人一人に合った方法を探し、お客様の想いを形にする【家族にやさしい収納】でサポート。

Drawer Style 代表
一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会 認定講師
キッズオーガナイザー・クローゼットオーガナイザー

HP:Drawer Style
http://drawer-style.com/

ブログ:おかたづけのじかん
http://ameblo.jp/lifeorganizer-yoshiko/