テーブルにとれなくなった汚れや傷ができていることに気がついてびっくり!ということはありませんか?そんなときはメンテナンスをしましょう。重厚な塗装でなければ電動サンダーと蜜蝋ワックスでテーブルはきれいになります。
電動サンダーって何?
蜜蝋ワックスをテーブルに塗ることができるのは、テーブルの表面になにも塗っていないことが条件になります。ニスなどが塗ってある場合はそれを剥がしてから出ないと塗ることができません。ニスなどを剥がす場合に使用するのが電動サンダーです。
DIYをされる方はきっとご存知のヤスリ。木材などを滑らかにする道具ですが、これはヤスリの他にサンダーと呼ばれることもあります。大きな面などを滑らかにしたいとき、手作業だけだととても時間がかかり、労力も使うのでとても大変な作業になります。
その点、電動サンダーは電気でヤスリをかけてくれるので、力を入れることもなく、木材の表面を滑らかにしてくれるのです。電気であっという間に木材の表面を削ってくれますが、木材の粉が周囲にすごく飛び散るので、その点は注意して作業する必要があります。 室内でテーブルの表面に塗ってある塗料を剥がしたい時などは、周囲にあるものを片付け、床にはシートを敷いて作業をしないと部屋中に木の粉が飛び散ります。
蜜蝋ワックスってどんなもの?
蜜蝋ワックスとして販売されているものはいくつかあります。主成分は蜜蝋ですが、それぞれのメーカーによって、蜜蝋の他にも亜麻仁オイル、向日葵オイル、荏胡麻オイルなどを配合し、塗りやすく工夫してあります。
蜜蝋ワックスのメリットは何といっても人や環境に優しいことです。そして木部の表面に優れた撥水効果を発揮します。香りもほとんどありません。
デメリットは、基本的に無垢の木材にのみにしか使用できないことです。我が家のテーブルは無垢材ではなく、仕上げ材が塗ってあったので、こういった場合は、塗ってある塗料を落としてから塗ることになります。
蜜蝋って何からできているの?
蜜蝋とは一言でいうとミツバチの巣の材料になるものです。ミツバチは、花の蜜を蜂蜜に変える時に、お腹にある8本の蠟腺から分泌液を出して蜜蝋をつくります。この蜜蝋を使って巣を作り、そこで子育てをしたり、蜂蜜を貯めたり、花粉の貯蔵庫にしたりします。 自分たちの生命を守る巣をつくる材料である蜜蝋は、とても丈夫で風雨に負けないよう、保護する力が高い成分でできています。
ミツバチの種類によって多少の違いはありますが、主成分は70%がワックスエステルというロウで、その他にはアルコール、炭化水素、脂肪酸などが含まれています。
蜜蝋は、ナチュラルコスメとよばれている製品などにも使われます。またお菓子にも使われることもあり、伝統的なカヌレにはハチミツと一緒に塗ってあるそうです。蜂巣のままのハチミツ「コムハニー」の巣の部分は蜜蝋です。蜂の巣ってすごいですよね。