給与明細、クレジットカードや公共料金の明細書、レシート類・・・
日々、たくさんのお金に関する書類が家の中には入ってきます。
とりあえず、でそこら辺に置いておくと気付けば山積みに!
必要な時にすぐ出せて、家計管理がラクになる書類収納法をご紹介します。
その書類、置いておくのは何のため?
あなたがお金に関する書類を置いておくのはなぜですか?
家計簿をつけるため?クレジットカードの請求書と照合するため?確定申告のため?
まずは書類を置いておく理由をハッキリさせることが大切です。
たとえば、領収書を家計簿をつけるために残しているのなら・・・
- 頻繁に入れるのでワンアクションで済むこと
- 家計簿をつける時にまとめて持ち運べること
- 短期間の保管なので書類の見付けやすさは求めなくて良いこと
などその書類をどう収納すれば良いのか、自分が求めること・求めないことが見えてきます。保管期間についても、家計簿をつけるために置いておいたものなので、記帳が済んだ時点ですぐに処分します。(保管が必要な場合を除く。)
このように、書類を置いておく理由がハッキリすると、その書類に合った収納方法や保管期間もハッキリします。
まずは書類を置いておく理由を明確に、ここからはじめてみましょう。
どれだけ細かく分けるかは自分と相談を
一定期間保管しておく書類には取り出す時を意識した収納方法を考えることが必要です。
そんな時には見出し付きホルダーを用意すると便利です。
細かく種類別に分けることで、取り出す時に見付けやすくはなります。しかし、その分入れる時のハードルは高くなります。 しまいやすさと探しやすさ、この2つの自分に合ったバランスを見つけることがポイントです。
確定申告に必要な書類にはいくつも種類がありますよね。 だからといって、細かい分類が必要かというと必ずしもそうではありません。 書類管理が苦手な方はまずは「医療費の領収書」と「その他確定申告関連書類」の2つに分けてみて、徐々に必要に応じて細かく分類してみてください。 最初から細かく分類し過ぎることで、ハードルを高くしないように注意してくださいね。
欲しい情報は全部この中に!ファイルBOX収納
自分なりのルールで分けた見出し付きホルダーを1つのファイルBOXにまとめます。 家計簿をつける時や確定申告書作成時などにはこのファイルBOXを取り出せば、必要な書類は全てここに入っていることになります。 ファイリングが面倒な時は、とにかくこのファイルBOXの中に投げ入れるだけでOK! ファイルBOXの中にさえ入っていれば、多少探すことになったとしてもそこまで時間はかかりません。 「お金に関する書類は全部ここにある、ここを探せばいい」そう思えるようになると、気持ちはとてもラクになります。
そして、このファイルBOXを置く場所が重要です。 普段お財布から出したレシートや郵便物をつい置いてしまう場所こそがこのファイルBOXを置くべきスペースです。 「後でしまおう」の「後」はたいていやってきません。 すぐにファイルBOXにしまえるように、ファイルBOXを置く場所をぜひ吟味してください。
まとめ
書類の山を見る度に「わたしがズボラだからダメなんだ・・・」と自分を責めるのではなく、ズボラでも続く仕組みを作ればいいのです。一度仕組みを作れば、家計管理のストレスもぐんと減らせます。試してみてくださいね。
この記事の執筆者
長谷部 敦子-
1978年生まれ。兵庫県神戸市在住。
ITベンチャー企業での企画・社長アシスタント業を経て、「片付け」に苦手意識のある専業主婦に。 なんとかせねば!と情報収集をするなかで、思考を整え自分に合った暮らしを仕組化する“ライフオーガナイズ”を知る。 その考え方に共感し、2011年にライフオーガナイザー資格を取得。
特に、メンタルオーガナイズ(頭と心の整理)と家計管理を主とした情報のオーガナイズを得意とする。
現在は講師業を中心に活動しており、「分かりやすい」「やる気が出る」「実践しやすい」とセミナーには定評がある。
プライベートでは、夫と息子(3才)、娘(1才)の4人家族。
生き方デザイン練習帳
ブログ:http://ameblo.jp/kakei-organize/