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お盆帰省時の「親の家の片づけ」は、『家族の歴史』を振り返る絶好のチャンス!

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お盆

もうすぐ夏休み、そろそろお盆について計画を練り始める時期ですね。もし、帰省されるなら…『お盆の行事』として「親の家の片づけ」に孫も含めた家族全員で向き合うのも、『家族の歴史』を振り返る絶好のチャンスとなります。

「親の家の片づけ」を始めるための準備として、大切なポイントが3つあります。

  1. ①兄弟姉妹との情報交換
  2. ②「物」の物語を聞きだすこと
  3. ③早めに始めることの利点を伝えること

兄弟姉妹との情報交換をして、協力しあうことが大切です

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もし、あなたに兄弟姉妹がおられたら、親の家の片づけをしたいと伝えて、お互いに情報交換し、誰がどの程度協力できるのかを共有することが大切です。土地、建物、お金などと同様に「物」も財産です。親の家にある「物」がすべて財産になるとは限りませんが、兄弟姉妹がいるのに相談もなく片づけを始めてしまうと、お互いが疑心暗鬼になり、後々、相続問題に発展してしまうこともあります。一度こじれた関係はなかなか元には戻れないものです。

今後の「親の介護」のこともありますので、「親の家の片づけ」について情報交換することで兄弟姉妹の協力体制を築くよい機会になっていくでしょう。

「物」の物語を聞きだすことで『家族の歴史』を振り返り、親自身が自発的に片づけるきっかけになります

すでに親の遺品整理をされた方の中で「あれで良かったのか…」と後悔されている方が多いのに驚かされます。「私が死んだら、この家の物は全部捨ててもいいからと言っていたから、家ごと倒してほぼすべてを捨てたわ」と言われる方でも、言ったとおりにしてあげたけれども気持ちが割り切れない…と傷ついておられる方もいるくらいです。「親の家の片づけ」は、親のためでもありますが、残された子どもが後悔しないための作業でもあります。だからこそ、孫を巻き込み家族で作業することの意味があるのです。

  1. このコーヒーカップは?
  2. このビーズの指輪は?
  3. この食器は?

聞いていくと分かることですが、結局、「訳や意味があってそこにある」という場合はそんなに多くなく「ただ何となくそこにある」場合がほとんどです。

例えば、貴金属は、価値ある物としてのこりますが、その中の一番高価なものが、多くの物語を持っているかどうかは聞いてみないと分かりません。「この指輪は、お父さんが初めてプレゼントしてくれたものなの」「このネックレスは、結婚する時におばあちゃんがくれたものなの」など、物語をもつ「物」の価値は、その『家族の歴史』にとって、物自体の価値以上のものがあります。

親の方も、孫や子どもに聞かれたことを話していると、だんだん自分にとって「のこす」かそうでないか分かってきますし、話したことで「もういいわよね~さよならできそうだゎ」とご縁が切れることも多くなります。

早めに片づけを始めることで、自分で選びとった物たちと快適に暮らし、次の高齢期への準備ができます

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親だって「安心、安全で、すっきりした家で暮らしたい」思っています。75歳以上で4人に1人。85歳以上で2人に1人の割合で介護状態になると言われています。少なくとも75歳までに家を安心安全な状態にしておくことは、親だけでなく、子どもにとっても大切なことです。

無理せず、一緒に物語を聞きながら片づけることで想いも共有すれば、ただただ大変な片づけが、親子のかけがえのない思い出の時間となっていくことでしょう。

  1. まとめ

    「親の家の片づけ」は親の持ち物を片づける作業です。親が片づける気にならないと始められないと考えるのが基本です。そのために子ども側の協力体制を整えたり、物の物語を聞きだしたりしてモチベーションをあげていくことが大切です。親が高齢になってくると、突然の入院などで片づけなければならないこともあります。親が元気なうちに「物」を通して親子の思い出、家族の歴史が共有できることは幸せなことです。お盆の行事に是非!

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この記事の執筆者
海老谷千代子
(えびたにちよこ)

一般社団法人「家事塾」理事・葬祭カウンセラー・子育てインストラクター

大阪府吹田市在住。中高生男子2名と夫婦の4人家族。独身時代は製薬会社研究員。薬剤師。「家のコトは、生きるコト」という家事塾の理念は、「豊かな暮らしとは…」「子どもの自立とは…」「家族とは…」とあれこれ悶々としていた私に、一筋の光を与えてくれました。

家事塾では「日々の暮らし」の中で起きる様々な問題の解決方法は、今の暮らしを見つめ直すことだと考えています。子育て世代には「家族みんなで家のこと」を合言葉にお手伝いや家事シェアをとおして、家族みんなで家事に取り組むための家のシステム創りを、シニア世代には片づけによって「一度ご自身の暮らしを仕上げて、新たな気持ちで生き直す」ことを提案しています。みなさんがそれぞれのご家庭で自分らしく生きたいと思っている「豊かな暮らし」「これからの家族」について考える視点を提供します。

家事セラピスト@大阪えびちゃんのブログ
http://ameblo.jp/kaji-hito-mono-koto/

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